組み込み型OS embedded OS 2004 2 21

 コンピューターの分野では、
基本ソフトであるOSは、重要なテーマです。
 このOSというと、ウィンドウズを連想するでしょうか。
しかし、コンピューターの世界では、
ウィンドウズは、メジャーではないかもしれません。
 もちろん、コンピューターと言わないのかもしれません。
たとえば、ロボットや、デジタル家電、携帯電話、家電にも、
コンピューターの心臓部であるCPUが組み込まれ、
当然、基本ソフトであるOSは、必要です。
このOSを、「embedded OS」と言います。
 また、ロボットや携帯電話の起動が、
時間がかかっては話になりませんから、
素早く起動して、素早く反応するOSが、必要となります。
だから、「real time OS」とも言えます。
 さらに、今までは、デジタル家電が、それぞれ、孤立していましたが、
今後は、デジタル家電が、ネットワークで結ばれることになるでしょう。
だから、「network OS」とも言えるのです。
 要するに、21世紀は、OSが変わるのです。
「embedded OS」であり、
「real time OS」であり、
「network OS」でもある、
そういうOSが、主流になるのです。
 これらが統合されたOSとなるのです。
何という名前になるのか、わかりませんが、
「Embedded, Real time, Network OS」と言えるでしょう。
もちろん、デジタル家電ネットワークの機能を強化する必要があります。
 この分野では、現在、日本人が作ったOSが、有望です。
最近、流行しているLinuxも、この分野のOSに進出していますが、
Linuxでは、あまりに大きすぎて、使いにくいので、
「組み込み型のLinux」に改良されています。
 さて、話題を、少し変えましょう。
IPv6の対象は、デジタル家電と考えるでしょうか。
しかし、IPv6は、工場の工作機械やロボットも対象になります。
IPv6は、「IP革命」の主役になるかもしれません。

IPv6 2004 2 12

 なかなか、IPv6が進展しませんね。
旗振り役が不在なのか、力不足なのか。

IPv6の将来性 IPv4→IPv6 2003/1/28

 IPv6とは、Internet Protocol Version 6の略です。
現在、一般的に使われているものは、バージョン4(IPv4)ですが、
この次のバージョンが、バージョン6となります。
 バージョン4を、バージョン6にする理由として、
IPv4では、
一台一台の情報機器に設定できるIPアドレス(電話番号のようなもの)が、
今のままでは、足りなくなる恐れがあります。
IPv6では、ほぼ無限に、IPアドレスが確保できます。
 それで、何をしたいのかというと、
テレビや冷蔵庫などの家電製品や、自動車などに、
IPアドレスを設定し、
インターネットから、アクセスやコントロールするためです。
 今のところ、問題点として、パソコンの設定、ルーターの設定に手間がかかります。
しかし、多少、インターネットに詳しければ、それほど問題ではありません。

(参考文献 background materials)
「IPv6を知り、つくり、使う人たちのための総合情報サイト」
 http://www.ipv6style.jp/jp/index.shtml
「IPv6普及・高度化推進協議会」
 http://www.v6pc.jp/jp/index.html


































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